銀行ローン審査の予備知識

ローンには、以下のような取扱い機関があります。
1.公的金融機関
2.銀行
3.保険会社
4.その他の金融機関
そしてこれらは担保や審査方法もそれぞれ違います。
ここでは、銀行ローンについて述べます。

さて、銀行には以下のようなものがあります。
1.都市銀行
2.地方銀行
3.信用金庫
4.ネット銀行

そして取扱い商品には以下のようなものがあります。
1.住宅ローン
2.自動車ローン
3.教育ローン
4.ブライダルローン
5.多目的ローン
6.カードローン

これらの銀行ローンは、金利の低い公的金融機関よりもやや金利優遇度など自由度は有りますが、個人の年収やその他の収入、担保価値、勤務先等の審査は厳しくなっています。

しかし、ローンの種類は豊富で、あらゆる目的に対処できますので便利です。
最近は急激に増加傾向にあるネット銀行でも一部取り扱っていますが、こちらはインターネットで手続きも可能で金利も一般の銀行より低く抑えているようです。
ネット銀行は今後の参考になると思います。

銀行ローンで住宅ローンを利用する方法

銀行ローンで住宅ローンを借りる場合の最初の疑問は頭金はどれくらい必要かです。
住宅ローンを利用される場合、ある程度の自己資金が必要となります。
住宅ローンについてはどこの銀行でも借入限度額を決めています。
そして一般的には購入価格の80%までが限度額となります。
つまり住宅ローンを銀行ローンで利用する場合には頭金が20%必要だということになります。
頭金が最低20%無ければ審査が難しくるというわけです。

それから忘れてはならないものに住宅にかかる税金やケースバイケースで不動産への手数料等もあります。
これらの金額は銀行や不動産会社などでは、購入価格の5%前後を見積もっています。
結果として最低25%が頭金と諸経費を合わせた額となり、自己資金として用意しておく必要があるわけです。

万一、自己資金が足りない場合の解決方法として、考えられるのは以下のとおりです。
1,親・親族からの資金援助
2.勤務先の社内融資制度
これらを活用する事でも審査上可能となりますので、検討してみましょう。

銀行ローンで住宅ローンを利用する場合の諸経費とは

一般的には、諸経費として住宅購入価格の5%と予想しています。

例:購入価格が3,500万円場合→ 3500万円×5%=175万円
 そしてこれに頭金として購入価格の20%→ 3500万円×20%=700万円
 結果として175万円+700万円=875万円 が自己資金となるわけです。

諸経費には以下のようなものがあります。
1.印紙税→ 売買契約書、建築請負契約書、ローン契約書に貼る収入印紙代
2.登録免許税→ 家や土地あるいはマンションの登記をする時にかかる税金(固定資産税評価額×0.4%)、住宅ローン借入による抵当権設定登記税、軽減税率(その年の情勢により変動する)
3.不動産取得税→ 土地、建物を取得した際の地方税
4.固定資産税・都市計画税(土地・建物を所有している人にかかる税金)→ 年度初めにその年度分の税金を売主が支払っていますので、購入時により、日割で清算する事になっています。
5.登記手数料→ 司法書士にて登記手続きをしてもらった場合の司法書士への報酬
6.融資事務手数料→ 金融機関への手数料(住宅金融支援機構、年金、銀行それぞれにかかる)
7.ローン保証料→ 保証会社などを利用する場合の費用
8.団体信用生命保険保険料→ 住宅ローンの借り入れする際の生命保険の保険料(銀行負担の場合もある)
9.火災保険料→ 住宅ローンの借り入れの対象となる建物にかける火災保険料
10.不動産仲介手数料→ 不動産会社の仲介報酬手数料(宅建業法では、購入価格×3%+6万円+消費税)
11.修繕積立基金→ マンション購入の場合などに発生する住宅維持費
12.水道加入金→ 建売住宅の購入時にかかる
13.その他(予備費)→ 引越業者に依頼する場合の引越料、リフォーム時のカーテン、照明、エアコン、電化製品などの購入費等



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