眼瞼下垂の後天性の原因
眼瞼下垂(がんけんかすい)とは生まれながらによる先天的なもの以外にも後天的なもの、例えばコンタクトレンズの装用などによって起きる上まぶたの機能障害が起きて、まぶたが開きにくくなる病気です。
眼瞼下垂の人は、いつも眠そうな顔をしていると言われたり、視界が狭くなるため自動車の運転が困難になったりあるいは歩行中によくつまずいたりすることがあります。
そして視界が狭くなると、目にムリがかかるため、結果として頭痛や肩こりを併発することもあるのです。
後天性眼瞼下垂になる人は最近とみに多くなっています。
理由としては世の中のIT化よる眼精疲労など眼の酷使、あるいはコンタクトレンズの装用が引き金となっていることもあげられます。
眼瞼下垂の手術方法・挙筋前転法と挙筋短縮法
眼瞼下垂の原因で、まぶたを引き上げる筋肉が衰えによるものである場合、まぶたの内側の脂肪が原因ではないため切開法は効果がありません。
眼瞼下垂の手術は形成外科や眼科でも行われており、眼瞼下垂の手術には健康保険が適用されますので安心してください。
眼瞼下垂には先天性と後天性がありますが、先天性は生まれつき筋肉や神経に要因がある場合であり、後天性の場合は、パソコン使用で目を酷使することあるいは加齢などによるものです。
後天性眼瞼下垂の場合の手術は、挙筋短縮法という眼瞼挙筋を一部切除して全体を縮めるという手法が用いられており、これは直接筋肉を縮めるため、重度の眼瞼下垂に対しても有効となります。
リスクとしては、眼瞼挙筋を切除する際にミューラー筋という交感神経と関わりの深い部分を傷つけてしまう可能性があるということです。
そこでこのリスクを避けるために、最近ではまぶたの筋肉に問題がない場合は、挙筋前転法という方法を用いる場合もあります。
挙筋前転法は、筋肉を切除せずにまぶたの裏にある瞼板と挙筋腱膜を任意の位置に固定する方法ですが、挙筋前転法は特に医師の技術と経験が必要とされるため、必ずしもこの方法が採用されるとは限りません。
あなたが手術を行う際は事前確認をすることが大事です。
眼瞼下垂を美容整形で治す
眼瞼下垂は美容整形で治すこともできるのです。
眼瞼下垂の方はその見かけが悪く見られるため、特に初対面の場合は第一印象を悪くします。
眼瞼下垂だとどうしても目が細くなるため目ツキが悪くなるからです。
それだけではなく、眼瞼下垂ではまぶたがくぼんでいるため実際の年よりも老けて見られます。
その他、眼瞼下垂のデメリットは以下のとおりです。
*眼瞼下垂は眠そうな目をしている。
*眼瞼下垂は左右の目の開きが異なっている。
*眼瞼下垂は症状が進むと偏頭痛や肩こり、眼精疲労などになる。
眼瞼下垂を美容整形で行う場合は眼瞼下垂埋没法があります。
眼瞼下垂埋没法では皮膚の表面に傷をつけることはありません。
それ以外の手術方法としては腱膜縫縮法がありますが、腱膜縫縮法はまぶたの表側から手術を行います。
これは眼瞼挙筋の表面にある挙筋腱膜を縫い縮めることで下垂したまぶたを改善する美容整形です。