皮膚の構造とたるみの原因(1)

まぶたのたるみは肌老化の悩みで第一位です。

たるみは皮膚が地球の重力によって下がってくる結果、肌のハリや弾力がなくなることで起きます。

早い人は30代後半から、そして一般的には40歳代になると、肌の状態が急激に老化していくのを感じ始め、シミ、シワ、くま、くすみ、などとともに「たるみ」現象に泣かされます。

皮膚の構造は、肌の表面の部分から表皮・真皮・皮下組織の3つの階層に分かれています。

そして表皮部分は、常に紫外線や外気などの外的刺激にさらされ、その下の組織を守る「バリア」の役割を持っています。

表皮細胞の詳細は、基底層・有棘層・顆粒層・角質層の各層から構成されており、通常は28日周期で生まれ変わります。

そのうち角質層は、肌のうるおいを保つ働きをもち、10%から20%の水分を保つようになっています。

ところが紫外線にさらされることによって、表皮が傷めつけられていると、この機能も正常に働かなくなったり、バリア機能を果たしきれなくなって、真皮にまで紫外線が到達してしまうわけです。

皮膚の構造とたるみの原因(2)

真皮の厚みは、約2〜3mmとなっており、皮膚の厚みの大部分を占めています。

その成分は主にコラーゲン(膠原線維)と、エラスチン(弾性線維)から構成されていて、網目状の層でお互いに支えあっています。

そしてヒアルロン酸という保水能力たっぷりのムコ多糖類がその網目状の合間を埋めることにより、肌のハリや弾力をキープしているわけです。

真皮の約70%はコラーゲンで出来ていますが、加齢や紫外線の影響などで、真皮層の保水能力が低下すると、肌は弾力を失い、次第にたるみができてしまうのです。

さらに真皮は真皮の上下にある表皮と皮下組織を支えています。

真皮層は30歳を目安に衰えてきますが脂肪層は、20歳前から徐々に減少しはじめます。

本来、脂肪が多い目の下、頬、鼻のワキから口角、フェースラインなどはたるみを感じてしまう部分ですが、たるみは真皮の状態が脂肪を支え切れなくなった状態が原因だともいえます。

そしてたるみのそれ以外の大きな要因は、筋肉の衰えです。

顔には表情筋といわれる筋肉がありますが、この筋肉は真皮層に直接くっついています。

この表情筋は皮膚の土台となっているため、筋肉の衰えに従って、自ずと肌もたるんでしまうわけです。

自分で顔のたるみを確認する方法

自分の顔がたるんでいるかどうか、確認する方法があります。

自分の顔を鏡から離れてよく見てください。

疲れた顔に見えませんか?

近くで見る時は自分の視線で見るため本当の自分がよく分からないのですが、そうやって遠くから自分を見るというのはちょうど他人から見られた時の印象と同じなのです。

たるみが現れると、遠めに映してみた顔には、影が出てしまうのです。

上まぶたの影はくぼんで見え、下まぶたの影は腫れたように見え、頬の部分はホウレイ線が影となって見えます。

口角は口角で、下にたれ下がって不機嫌そうに見えてしまいます。

そうなると自分の顔が誰でも嫌になるものです。

ここでたるみが最大の悩みとなる理由は、シミ・吹き出物・シワ・乾燥などと違って、外見上のごまかしが効かないことです。

これがいわゆる悲しい老化現象ですね。



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