レンタルサーバとはなんでしょうか?
そもそもなぜ、サーバをレンタルするのでしょうか?
その前にホームページを複数のパソコンからみれるようにする機能のことをウェブサーバーといいます。
そして、このウェブサーバーをインターネット上で公開し、安定して運用するためには、以下のことが必要なのです。
1.高価で高速な常時接続回線
2.高度なネットワーク知識
3.世界中からの不正なアクセスや攻撃から防御・回避する知識技術
4.1日24時間年間365日の間、1秒足りとも休まず運営する体制
まあ、ざっとこんなものですが、しかし果たしてこれだけのことを1企業あるいは1個人が果たして運営できるのでしょうか?
まず、ムリといっていいでしょうね?
そこでこれらのことを専門的に運営するレンタルサーバというものが存在するわけです。
具体的にはレンタルサーバ事業者が機器や回線、管理者を用意し、1台のサーバを複数の利用者で共有することになります。
それによっておのずと少ない費用負担でホームページの公開等が行うことができるのです。
仮に1台のサーバーで毎月35万円のコストがかかるとします。
そしてそれをユーザー100人が分割・共有してレンタルすれば、一人当たり3,500円でウェブサーバーを利用することができるわけです。
共用タイプのレンタルサーバ
さて、通常のレンタルサーバーは共用タイプのものがほとんどですが、それ以外には専用タイプのレンタルサーバーもあります。
共用タイプのレンタルサーバーでは、文字通り、1つのサーバーを複数のユーザーで共有して利用するものです。
共用タイプのレンタルサーバーの特長としては、複数のユーザーで利用するので月額費用が安くできることです。
しかし反面、利用できるレンタルスペースが少なかったり、使える機能が限られていたり、他のユーザーの影響を受けることがあります。
他のユーザーの影響とは例えば人気ナンバーワンのホームページが同じサーバーにあるとします。
そうするとアクセスがそこへ偏って集中してしまい、他のホームページの表示スピードが遅くなるなどの弊害が出るのです。
共用タイプのレンタルサーバの価格は、安いところでは月額数百円から、200MBの容量を提供しているところもありますが、平均的には100MBで1,000円前後からあります。
個人ユーザーから、ネットショップ、中小企業のホームページはだいたいこの共用タイプのレンタルサーバーで十分です。
専用タイプのレンタルサーバ
共用タイプに対して、専用タイプのレンタルサーバーでは、サーバ丸ごとがあなたの自由となります。
当然、専用ですから他のユーザの影響は基本的に受けないため、そのサーバーのスペックをそのまま享受できます。
そして、ハードディスク容量も数10GBが使い放題およびメールアドレスも使い放題で、もちろんサーバー丸ごと1台を使えるので、利用料はそれなりに高いです。
しかし、低価格化の波は「専用タイプ」のレンタルサーバーにも押し寄せてきているようで、専用タイプのレンタルサーバーでも月額1万円を切るプランを提供されているところがでてきています。
初めてレンタルサーバーを利用されるなら、多少のトラブルの可能性はあっても手軽に始められる「共用タイプ」のレンタルサーバーがおすすめです。
また、始められるときに独自ドメインを取得してありさえすれば、共用から専用タイプに、あるいは専用タイプから共用タイプに乗り換えることは可能です。