ブレードサーバとは
サーバとはインターネット上でいろいろな情報を提供するコンピュータのことですが、その中にブレードサーバと呼ばれるものがあります。
ブレードサーバとはブレード(刃)と呼ばれる一枚の基板にCPU、ハードディスク、メモリなどがあり、これらのサーバコンピュータを構成しているサーバのことをいいます。
そしてブレードサーバはラックにエンクロージャと呼ばれる電源などを共有化した筐体にブレードをいくつも挿して構成されております。
このようにブレードサーバは高密度の設置が可能な省電力型サーバであり、電源装置などを複数のブレードで共有する事によりさらに低消費電力サーバとして運用できます。
さらに、ブレードという基板をエンクロージャに直接挿す事によりケーブル類などを使わないので障害時のサーバ交換や拡張時のブレードサーバの追加などメンテナンス性も非常に高いというメリットがあります。
ブレードサーバのメリットとデメリット
ブレードサーバは運用時における管理が楽になるというメリットがあります。
そして、リモートでBIOSレベルまで操作できるので、使い勝手も良いのではないでしょうか。
ブレードサーバのメリットに対してデメリットとしては、以下のものが考えられます。
1.ブレード同士で互換性が無いため、違うブレードサーバを取り付けることが出来ない。
2.価格がやや高い。(エンクロージャとセットで揃える必要があるため)
3.高密度設置になるため高温を発生する高機能プロセッサが使えない。
4.ブレード基板上の限られたスペースにサーバ機能が凝縮されているので、拡張性に乏しい。
大体のデメリットは以上ですが、最近は少しずつ改善されていますので、メリットとデメリットを比べるとメリットの方が多いといえましょう。
あなたの選択肢にブレードサーバも加えてみてはいかがでしょうか
ブレードサーバのメリット
なぜ、ブレードサーバが誕生したのでしょうか?
その背景には省スペース化、高度な分散処理技術の進歩、システムの柔軟な拡張性のニーズなどがあります。
ブレードサーバのメリットはラックに搭載できるブレード収納ユニットに複数台のサーバ(ブレード)を増設できることです。
それによって将来的に充分な拡張性と省スペース化が実現できるというわけです。
さらに、収納ユニット内にサーバを集約することができるため、配線がシンプルになり、運用管理も効率化できます。
ブレードサーバのブレードの意味は刃ですが、ちょうど刃のような細長い基板の上にCPU、メモリ、HDDなど、サーバに必要な基板を搭載した小型で薄型のサーバとなっています。
そして給電装置や制御装置などで構成された筐体に複数差し込む事ができ、この集合体をブレードサーバといっているわけです。
それからブレードサーバはサーバを複数台導入することによって、コストダウンできるメリットがあります。