ブレードサーバとは

サーバはデスクトップ型・タワー型・ラックマウント型・ブレード型などに分類されます。

ブレードサーバとは、比較的新しいサーバー形態ひとつです。

ブレードサーバはサーバラックに搭載する筐体(ケース)に、複数のサーバブレード(CPUやメモリーを搭載したサーバーユニット)が収納されています。

サーバブレードが“刃”(ブレード)のように薄く細長い形状に似ていることから、このように呼ばれています。

ブレードサーバは従来のラックマウントサーバーに比較して、1台のサーバーラックに多くの台数のサーバーを設置できることが特徴です。

そのため次世代サーバーと期待され、今後益々需要は伸びる傾向にあります。

ブレードサーバのメリット

ブレード・サーバのメリットは、数十のブレードを従来型サーバ1台のスペースに組み込むことで、スペースと電力を節減できることです。

また、ホットスワップといって片方が故障してもサーバを稼働させたままで電源ユニットの交換が可能かつ容易な上、同じメーカーなら統一されたインタフェースの提供によりサーバ管理も簡素化できるため、高い信頼性を実現することが可能です。

そしてブレードサーバは、ブレード管理ソフトで効率的な監視が可能です。

1度に多数のサーバーを導入するブレードサーバでは、管理対象のサーバー台数が増えると、管理の手間も大きくなるため、各メーカーでは、ブレードサーバを効率的に管理できるソフトを提供しています。

こうした管理ソフトには、筐体(きょうたい)内の温度や給電状況の監視、冷却ファンの制御といったハードウエアの管理を行なうもののほかに、プログラムの実行、インベントリ収集(LAN上のクライアントデータ一覧の収集)、再起動、配布といったイベント管理や資産管理を行なうことができるものがあります。

ブレードサーバのデメリット

ブレードサーバ自体、まだ新しい技術であり、他の技術に比べて、十分に有効性が実証されているとは言えない状況です。

ブレードサーバのデメリットは以下のとおりです。

1.標準的な規格や業界標準は存在しないため、各メーカーのブレードに互換性がない。

2.既存サーバと共通化が難しい。

3.非常に高額である。

4.各メーカーの製品は独自性が強いため、メーカー間の互換性がない。

5.互換性がないためユーザーは特定のメーカーに左右される。

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