メールサーバとは?
インターネットの運用は、サーバーおよびクライアントと呼ばれるコンピュータで成り立っています。
サーバの役割はメールの送受信およびホームページの表示などさまざまな用途に応じてサービスを提供するコンピュータとなっています
一方でクライアントとは、メール送受信などサーバーのサービスを利用する側をいいます。
*クライアント(利用者)
インターネットでメールを送受信あるいはWebを閲覧したりする側
*サーバ(サービス提供者)
ホームページのサイト側
インターネットでは、Webサーバー、メールサーバー、FTPサーバー、DNSサーバーなどいろいろなサーバーが運用されています。
*メールサーバー
電子メールをインターネット上に置かれたいくつかのメールサーバーをたどって、送り先のメールサーバーに届ける機能を持ったサーバーのこと。
メールサーバー同士でやり取りされるプロトコル(通信規約)にSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を使っているのでメールサーバーはSMTPサーバーとも呼ばれています。
電子メールがメールサーバー経由で目的のメールサーバーにたどり着くと、ユーザ名を確認して、そのユーザのメール保管箱に保存します。
これはいわばポストに当たるもので、ユーザからの閲覧要求に応じてメールをクライアントに引き渡します。
メールサーバーとクライアントの間ではプロトコルとしてPOP(Post Office Protocol)、IMAP(Internet Message Access Protocol)が使われています。
そういうことでメールサーバー上ではSMTPサーバーのほかにPOPサーバーIMAPサーバーが運用されています。
クライアント(利用者)がメールを送信するときはSMTPサーバー、メールを受信するときはPOPサーバーまたはIMAPサーバーと通信する事で電子メールを送受信できるようになるわけです。
サーバーをレンタルするホスティングサービス
ネットにおけるサーバーはインターネット上にホームページを開設したときに、webページを記憶させておく装置のことです。
インターネット上の無数のwebページはレンタルサーバーまたはホスティングを利用しています。
例えば、インターネットでネットショップを開店したい場合、ホスティング(レンタルサーバーとも言う)サービスを活用するのが、最適です。
通常、ホームページを開設するために必要な、ドメイン(インターネット上の個別の名前)や、メールアドレスも用意でき、これらは、必要に応じて複数取ることができるなど、ビジネスに必要なサービスや管理体制が揃っています。
レンタルサーバのメリット・デメリット
ほとんどのホスティングサービス(レンタルサービス)は、ホスティングサービス業者が所有の一台のサーバを複数に仕切って複数のユーザにレンタルしています。
ユーザが独自にサーバー立ち上げ・管理するのに比べて、初期費用やランニングコストが格安かつサーバ管理が楽です。
初心者のユーザ自身がサーバ管理をする必要がないということは大きなメリットです。
今やレンタルサーバは一般的となっているのです。
ただし、レンタルサーバにも以下のようなデメリットがあります。
*サーバに過大な負荷がかかるデータベースは運用が難しい
*アクセス等が集中した場合はサーバが頻繁にダウンする
*一台のサーバを専用サーバとしてレンタルする必要もでてくる
ポイントはホームページを運営する場合に必要なサーバーのデータ容量、データベースの規模、アクセス数、運用条件などを考慮して、最適なサーバーを見つけることが重要です。