独自でサーバ構築・運用するには

独自でサーバを構築および運用するにはどうすればいいのでしょうか?

その前にサーバに関する基本的なこととOSについて述べます。

サーバとは、複数のコンピューターに対して様々なサービスを提供する上位コンピューターのことです。

そしてこのサーバは、構築方法によっていろいろな用途に使うことが可能です。

例えば、ある事務所内に複数のパソコンがある場合を想定してみます。

そしてこれら複数のパソコンをネットワーク(LAN)で接続してインターネットを行ったり、プリンタで印刷したりする場合を考えてみます。

この場合それぞれのパソコンにデータを印刷するにはプリンタをパソコンの台数分用意しなければなりません。

あるいはプリンタ1台を使うとすると文書をFDやCDに記録した上でプリンタの接続されているパソコンに、そのデータを読ませて印刷するという方法もあります。

しかし、実際の運用においてはどちらの方法も実用的とはいえませんね。

プリンタ1台では手間がかかるし、かといってプリンタをパソコンの台数分購入していたのではそれこそ不経済極まります。

それからインターネットの同時接続の場合、通常複数の端末から同時にインターネット接続を行うのにHubにLANケーブルを接続しただけではインターネットをすることはできません。

これを実現するにはルーターという機器が必要になるわけです。

ところが、いざ独自でやろうとすると一体どういうルーターを導入したらいいのかが分からないというような問題も出てきます。

実はこのような問題を解決してくれるのがサーバなのです。

サーバを使えば冒頭のプリンタ共有あるいはインターネットの同時接続が可能となるのです。

これこそ一鳥二石というものですね。

つまり、手間がかからない上に経済的な運用ができるということです。

仮にルーターを使うとした場合、家電量販店で販売されているルーターは、製造メーカーがルーターが備える機能を決められてしまいます。

しかし、サーバをルーター代わりで使うことにより独自で機能をカスタマイズできます。

あなたもぜひ独自でサーバを構築・運用してみてください。

OSとはなんでしょうか?

さて次は、OSについて述べます。

OSとはオペレーティングシステムの略であり、この意味はつまりコンピューターの基本ソフトのことです。

パソコンは、ハードウェアとソフトウェアのふたつの機能がちょうど車の両輪のように機能します。

ハードウェアとはマザーボード・ハードディスク・メモリ・CDドライブなどの部品であり、ソフトウェアとはOSやアプリケーションなどのことです。

車の両輪ですからハードウェアだけでは、電源を入れても(Operating system not found)や(Invalid system disk)のようなエラーメッセージが出て、ワープロや表計算などのアプリケーションソフトは起動できません。

そしてこれ以外のことをするにも、まずOSが動かなければ何もできないのです。

OS(基本ソフト)とは一般的にはWindowsのことです。

ちなみにそれ以外のOSにはMac(マッキントッシュ)などがありますね。

OSはLinuxが便利で経済的

サーバにも、Windows・Macがありますが今回のOSはLinuxを使います。

Linuxは、UNIXと呼ばれるOSをパソコン上で使えるようにした無料のOSです。

Macについてはわかりませんが、WindowsのサーバOS(Windows NT Server, Windows 2000 Server, Windows 2003 Serverなど)は、OSを購入しただけでは同時接続ができません。

同時接続をするには購入時に同時アクセスのライセンスも加えなければならないのです。

OSだけでも安くて10万円以上はするので、さらにライセンスを購入するだけのコストは独自の負担ではかなり厳しいわけです。

そこで無料で使えるLinuxが重宝されるわけです。

Linuxはクライアントやワークステーションにも使われるようになりましたが、むしろサーバOSとして使うのがベストでしょうね。

Linuxは、世界中で使われている上に動作するプログラムもサーバとして実績のあるものが多いので信頼性が高く評価されています。

OSによっては高価な専用のサーバ機が必要なのに対してLinuxはパソコンにインストールできるUNIX OSです。

別名:PC-UNIXと表現することもあります。

あなたもこれを機会に独自でサーバ構築・運用にチャレンジしてみてください。

Home


Copyright © 2008 独自でサーバを構築・運用する方法 All rights reserved.
inserted by FC2 system