地デジ難民とはなんでしょうか?

地デジ難民とは以下の3つのうちひとつでも当てはまる人達のことをいいます。

1.アナログ放送の終了を知らない。

2.受信設備の普及率が低い。

3.地デジ放送受信難視聴地域

第1にアナログ放送の終了を知らないというのはつまり周知の問題です。

現在に至るまで総務省などは、アナログ放送終了をテレビCMなどを通じて告知しているにもかかわらず、同省が公表したアンケート結果によると、アナログ放送終了の事実を知る人は93.9%、で、その時期について正確に知る人は60.4%にすぎなかったのです。

そして第2は受信設備の普及率の問題です。

2007年現在で地デジ受信機の世帯普及率はわずか27.8%しかないのです。

このことからアナログ放送終了時までに普及率100%を達成できるかどうかについて、疑問視されています。

一方で、それ以外の問題として低所得者などが受信設備を買えない可能性もあります。

第3としては、地デジでも難視聴地域が発生する可能性がある事。

地デジ用の受信機ヲ設置しても山間部や離島などの遠隔地では地デジ放送を受信できないと予測されちます。つまり地デジを放送する送信設備を整備するめどが立っていないということです。

総務省は今後4年間で約500億円規模の予算要求を行い、これらの難視聴地域のための中継局の整備などに充てる計画を立てています。

とりあえず暫定措置として、難視聴地域向け衛星放送も検討するようです。

地デジのコピーワンスとは?

地デジのコピーワンスとは、基本的に地上デジタル(地デジ)/BSデジタル放送の全てに、「録画が1回だけ可能」という意味です。

コピーワンスを行う目的は不法コピーに対する防止対策です。

地デジコピーワンス信号が入っている番組は、記録メディアに「一回だけ」録画できます。

具体的には地デジ対応レコーダのHDからDVDやブルーレイなどに移動すると、HD上のデータは光ディスクに転送した後にHD上から消去されるという仕組みです。

コピーワンスは地デジ放送で新たに導入された著作権保護の仕組みですが、「ダビングが自由にできず、地デジは不便」と言うマイナスイメージが消費者に定着してしまうという意見が業界からありました。

そういうことを背景にコピーワンス見直し方針が出されていました。

この見直し案は、現行の「1世代のみコピー可(コピーワンス)」から、「出力保護付きでコピー制限無し(EPN)」への変更するというものです。

具体的には地デジ放送をバックアップも含めて2つのコピーをHD内に持つことをできるということです。

HDのオリジナル地デジ放送のほかDVDやメモリーカードに移動するためのバックアップを用意し、DVDなど異なる種類の移動が2回行なえるわけです。

そして、機器やメディアの不良などで移動に失敗した場合も、もう一度オリジナルからの移動が可能となります。

これによって地デジの買い控えも解消され、地デジ対象機器の値段も普及に従ってコストダウンしていくことでしょう。

地デジを観る方法

今話題の地デジをテレビで見る方法を紹介します。

1.地デジ受信チューナー内蔵の地デジ対応テレビを購入する。

地デジ受信チューナー内蔵の地デジ対応テレビには液晶テレビとプラズマテレビの2種類の方式があり、いわゆる薄型テレビといわれるものです。

そしてハイビジョン画質の解像度の違いによって、ハイビジョン、フルハイビジョンがあります。

地デジ非対応のテレビで地デジを視聴する場合は、地デジ受信チューナー内蔵の録画機器か、単体の地デジ受信チューナーを購入してテレビに接続する必要があります。

2.地デジ受信チューナー内蔵の録画機器(HDDレコーダーなど)を購入する。

地デジ受信チューナー内蔵の録画機器の場合、録画操作とチューナーが連動しているので、チューナーと録画機器が別々の場合に比べ、録画が楽であるというメリットがあります。

しかし、HDレコーダーのような録画機器の場合は、立ち上がりが遅いというデメリットもあります。

地デジをテレビで見るために、地デジ対応テレビを購入するか、それとも単体の地デジ受信チューナーや地デジ受信チューナー内蔵の録画機器を購入するかは、現在使っているテレビの寿命、録画の頻度、予算などを充分検討して決めることが必要でしょう。

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